乳がんは、自分で見つけることのできる数少ないがんの1つです。
そのため、20代のうちから定期的にセルフチェックを行うことをおすすめしています。
しかし、乳房の表面から離れたところや、乳頭の裏などの乳腺の厚みがあるところにがんができた場合、セルフチェックを行っていただいても、ある程度の大きさにならないと触知は難しいでしょう。
乳がん検診は、手では触れて感じることができないような腫瘍を発見することを目的としています。がんをできるだけ早くに発見し治療を開始することで、心身へのダメージだけでなく、経済的な負担も軽減できます。
乳がんは1cmの大きさになるまで10年くらいかかるだろうと言われていますが、診察や検査でがんがわかるようになる期間はさまざまです。1年に1回、定期検診を受けていただき、セルフチェックも行っていただくことで、がんの早期発見につながります。また定期検診は、できるだけ同じ施設で受けていただくと、前回の結果と比較して診断することができるメリットがあります。
ご自身にあった施設を見つけて、継続して乳がん検診を受けてください。