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開院にあたって

女性のための女性外科医

私が外科を志望したのは、手術という治療の選択肢が持てることと、女性という性を生かした診療ができると考えたからです。当時、外科医を目指す女性はほとんどいませんでした。

札幌市内外の病院での勤務経験や、大学病院の乳腺チームの一員として勤めた経験もありますが、私自身の妊娠・出産をきっかけにフリーの外科医になりました。その後8年間、曜日ごと違う医療施設で、女性外科外来と乳がん検診業務に携わってきました。年間2,500〜3,000例ほどの乳がん検診とほぼ同数のマンモグラフィ第2読影、そして乳腺・肛門疾患を主とした女性外科外来を勤めました。

診療を続ける中で、この二つの領域における女性外科医へのニーズをあらためて感じ、『自分の望む診療:むねやおしりの悩みを相談しやすい環境で丁寧に診察する、わかりやすく説明する』を実現できる場所が欲しいと思うようになりました。

2014年の開院以来、女性の乳がん検診受診率の向上と、女性が受診しやすい肛門外科を目標に日々診療を行っています。日本人女性の乳がん検診率はどうしてなかなか上がらないのか、無料クーポンは無料なのになぜ活用しないのか。どんな検診を提供すれば、女性たちは受診しようと思うのか、現代女性の多様なライフスタイルに合わせるにはどうしたらよいのか…と、まだまだ試行錯誤の日々です。

院長 矢嶋 彰子

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