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乳がんについての知識

マンモグラフィのせいでがんになる?

診療において、診断のための画像診断にエックス線を使う検査がたくさんあります。マンモグラフィ検査も、その一つです。

マンモグラフィによる検診を40歳以上と定めたことは、診断的価値、すなわち検査により乳がんを発見でき、死亡率減少に寄与するという目標が達成できることと、放射線被爆のリスクをもってしても、がんの発見のための効果があるということを両立しているからです。

では、マンモグラフィによる被爆はいかほどなのか?

地球上に住む私たちは、日常の生活のなかでも宇宙線を浴びています。よく「1枚のマンモグラフィ画像を撮影するときのエックス線量は、日本からニューヨークへ飛行機で移動するときにあびる宇宙線とほぼ同じくらい」と例えられます。

往復すると両側1方向撮影に相当する、ということです。検診や診断目的で受けるマンモグラフィ検査の放射線被爆による乳がんの発症を恐れる必要はありません。

ただし、マンモグラフィ撮影時の線量はひとりひとり異なっています。乳腺の状態(厚み、密度など)により数値はさまざまです。札幌フィメールクリニックでは、その数値にも着目し、とくに30代までの検診希望者に対しては、初回撮影時の線量も考慮し、その後の検診の受け方についてアドバイスしています。

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